光触媒とは光の力によって働く触媒です。光を吸収してエネルギーの高い状態となり、そのエネルギーを物質に作用させて化学反応を起こします。
この反応は以前から知られていましたが、1972年に当時東京大学の本田健一氏と藤嶋昭氏による酸化チタン光電極反応の発見が報じられると世界的反響を呼びました。酸化チタン電極を用いて、太陽光で水を分解して水素と酸素を発生できることが発見されたのです。やがて、光触媒を使っても同じように水を分解できることがわかり、光触媒の研究がブームになりました。
1970年代後半からは、光触媒反応を利用して有害物質を分解・無害化しよとする研究が行われ、現在では有害な薬品などを使用することなく、光だけでさまざまな化学物質を安全に分解することができる、環境にやさしい浄化素材として注目されています。
それは植物が行う「光合成」によく似ています。
「光合成」が葉緑素を触媒として二酸化炭素と水から酸素を生成するように、光触媒コートに光が当たることで、水となじみが非常によい「親水性状態」になると共に、強力な分解力を持つ「活性酸素」を発生させます。
これによりセルフクリーニング効果と、有害汚染物浄化作用を発現します。
晴・曇天に太陽の光を吸収して親水性の働きが生まれ、雨によりセルフクリーニング効果を発揮します。
光触媒製品で実際に使ったことがあるもので最も多かったのは抗菌・殺菌関連製品でした。O-157や新型インフルエンザなどのウイルスや最近の予防から病院での使用が始まり、やがて家庭でも多くの製品が使われるようになりました。
スーパーやドラッグストアには、抗菌・殺菌製品や消臭剤が数多く並んでいます。10年前に比べて人々の快適性(アメニティ)に対する関心は非常に高まっています。
このような日本人の価値観の変化も光触媒の市場拡大に大きく寄与しています。
金魚鉢に藻が生えると金魚が見えにくくなります。また、親水公園やプール、岸壁に藻やぬめりが付くと、子どもや釣り人が滑って危険です。光触媒を用いると藻やぬめりの発生を抑制し、安心して水に親しむことができます。
建物の外壁には油汚れなどの有機物の汚れだけでなく、砂や塵などの無機物の汚れも付着します。
油などの有機物が接着剤となって、砂や塵などの無機物の汚れを付着させるわけです。光触媒は、接着剤の有機物の汚れを分解して雨で洗い流しやすくします。これにより、セルフクリーニングが可能になります。
この作用を利用して建物の外壁、窓ガラス、ガードレール、レンジフード、洗濯機の洗濯槽などさまざまな製品のセルフクリーニング化が進められています。
塗装には、環境に優しく、軽財的な「光触媒工法」を取り入れています。
手間をかけて下地処理、弾性で通気性の良い塗料を手塗り。仕上げは光触媒。
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